2019.01.18
クロス職人 藤原~仕事に対する熱い思い~
皆様、こんにちは。株式会社TABATAのブログ担当です。
弊社のことをもっとよく知って頂きたい、と言う思いから「ブログ」で情報を発信していこうと考えております。
今回は弊社の施工部に在籍しております藤原周知にインタビューを行いました。
達成感が目に見えやすい。だからクロス屋になろうと思った。
初めまして、施工部の藤原周知と申します。25歳です。この業界10年目です。
私は高校には行かず、中学を卒業してすぐにこの建築の世界に入りました。最初の4年間は他社で足場を作る仕事を任されていました。
足場の仕事はかなり責任重大です。職人さんが作業をするには足場が必要であり、それがなければ何もできないからです。
しかし、足場の仕事というのは責任感に比べて達成感をあまり感じることのできない仕事でもありました。
なぜなら、足場は工事が終わったらすぐに壊す必要があるからです。
つまり、工事が始まる前に作る足場こそが私の仕事のゴールでした。完成した建物を見て達成感を感じている職人さんたちを横目で見てとても羨ましく思い、自分の仕事はなんと呆気ないものだろうかと思っていました。
そんな経緯があって、TABATAへの転職を機にクロスの仕事に就くことを決めました。
内装の仕事は大変ですが、しっかりと仕上がった内装を見ると、やはり達成感を感じることができます。
25歳。今は不安なことも辛いこともない。
元々、中学を卒業してこの業界に入った時から根拠のない自信がありました。
だから、足場からクロスの仕事に変わった時も「俺ならできる」と常に自分を信じていました。仕事は肉体労働ですから体力的に厳しいと思う場面は多々あります。
ですが、辛いな、とは決して思いません。クロスの仕事を始めてから達成感を感じる機会が増えているからかもしれません。
とにかく仕事を楽しんでいます。仕事に対して気乗りしない時でも、下地処理に使うパテがしっかり決まってくると気づいたらウキウキしながら仕事していますね。
だから、今、不安なことも辛いと思うこともありません。
それよりもいかに自分のスキルを磨いてクオリティの高いものを提供できるか、そこに注目して仕事に取り組んでいます。
いつ後輩ができてもしっかり教えられる人間になりたい。
今、身に着けたいと思っているのは、人に技術をしっかりと教える力です。自分がクロスの仕事を始めた時、手取り足取りクロスについて教えてくれる人はいませんでした。
「教えてもらう」のではなく、「見て盗め」と言われて自分は育ちました。ですから具体的に作業を教えてもらった記憶はないです。
先輩のいいところを見て盗み、それを本番で活かしてきました。本当にわからないことだらけなので、最初はかなり苦労しましたね。
ただ、この先を考えた時にそのやり方は、今の若い子たち、年下の世代には通用しないんじゃないかと思っています。
自分の周りでも、このやり方がキツくて辞めた人の話は結構聞きます。見て盗めというのには限界があると思うんです。
ただでさえ人員も不足していますからね。だから、自分は後輩にはしっかりと指導してあげたいと思っています。
今も後輩を教育していますが、先輩についていくのは辛いこともあると思います。
しかし、ここで独り立ちしたらもっと仕事が楽しくなるよ、ということは言い続けています。
クロス屋には個性的な人が多いので、色んな出会いがさらに仕事を楽しくしてくれています。
ですから、後輩にもこの仕事の楽しさをしっかりと理解してもらえればな、と考えています。