2019.09.18

失敗の許されない「クロス張替え」DIYで陥りやすい工程とは?

神奈川県相模原市の内装リフォーム会社TABATAです。

ご自身で内装・外装工事を行ってしまうDIYがテレビやインターネットの影響で流行っております。
もっと言えば今やインターネットを使いDIYのハウツーの情報を簡単に手に入れることができ、またDIYのやり方を説明するYoutuberまで動画を配信している時代です。
自分の手でリフォームを実践したい意向をお持ちのお客様も少なくありません。

中でも「クロス張替えリフォーム」は張り替え用の壁紙がホームセンターやインターネットで簡単に購入ができるため、いかにもとっつきやすそうに見えるリフォームの1つであります。
この記事をお読みになられている方の中にも、自身で「クロスの張替え」を考えている方も多いのではないでしょうか?

しかし!

クロス張替えのDIYは簡単に見えるからこそ、気をつけなくてはならないポイントがたくさんあるのです。

「シワのできないように貼るだけ」・「安く済むからDIY」と簡単に考えているのであれば、注意するポイントを今一度細かく見ていく必要がございます。

DIYは成功すれば何も問題がありませんが、取り返しのつかない失敗をしてしまうと、場合によってはDIYの価格にプラスする形で”高く”ついてしまうなんてケースも存在するのです。

それでは早速、「専門業者とDIYの違い」、「クロス張替えDIYでお客様が肝に銘じなくてはいけないポイント」を見ていきましょう!

施工店に「クロス張替え」を頼む場合の価格は?

それでは、まず専門業者にクロス張替えをご依頼する場合の見積もり項目を見ていきたいと思います。見積もり項目は大きく以下5つ。

(1)材料費
(2)施工費
(3)下地処理費
(4)副資材
(5)物移動費


(1)の材料費に少し細くをすると、施工する壁紙は大きく2種類、無難で安価な「量産クロス」、
そして、値段は上がってしまうものの、色彩やデザインにバリエーションが豊かな「千番クロス」を使用します。

しかし、お客様が目につくポイントは別にあることでしょう。
それは施工をするにあたって、かかる費用が「材料費と施工費だけではない」点ではないでしょうか?
しかし、実は項目番号の(3)「下地処理」
こここそ、施工店に頼むべきポイントがあるのです。以下で詳しく見ていきたく思います。

「クロス張替え」の最難関?!"下地処理"とは

壁紙クロスの張り替えリフォームを行う場合、皆さまはどの工程でつまづいてしまうでしょうか?
想定できる範囲では「シワのないようにクロスの張り替えを行う」ことにばっかり目が行ってしまうのですが、
実は"難所"は新しいクロスを張り替えるよりも前……

今お客様のお家に貼ってある壁紙クロスを"剥がす"工程にあるのです。

この「剥がす」作業こそ、非常に繊細さな技術求められる作業でるのです。
卑近な例で例えれば「シールを剥がす感覚」と言えば想像がしやすいのではないでしょうか。
壁紙は”薄い”ため、壁紙を剥がす際「下地の裏の紙までも一緒に剥がれたりしてしまう」ことが非常に多いのです。

綺麗に剥がすことのできなかった壁に、そのまま、新しいクロスの張り替えを行うことはできません。
傷んだ箇所をパテなどを用い、下地を修復、処理をして平面にしないことには新しいクロスを張り替えても、表面が凸凹した出来上がりになってしまうのです。

また、剥がす壁紙は古ければ古いほど、綺麗に剥がすことが困難で、「下地の凹凸処理」を初めより念頭に入れてDIYを行わなくてはなりません。
加え、無理に貼ってしまうことは、仕上がりが綺麗にならないばかりか、目地がズレてしまう危険性も孕んでいるので要注意であるのです。

 

クロス張替え、下地の処理に失敗する人が非常に多いです!

この既存の壁紙を剥がした後の”下地処理”。
正直に申し上げてクロス貼り替えに関して腕にかなりの覚えがないと、
まず「失敗してしまう」と断言することができます。

話だけ聞けば簡単に思えるかもしれませんが、現に弊社におもち寄せいただくクロス張替えのご依頼、
この剥がし作業に失敗をし、後からプロに頼むお客様が非常に多いのです。

クロス張替えのメリット・デメリットを見ていきましょう

ここまで脅かすようなことばかりを書いてしまいましたが、DIYを必ずしも否定しているわけではございません!
そこでクロスの張り替えに関し、DIYのメリット・デメリットを見ていこうと思います。

クロス張り替え DIYのメリット



何といってもやはり"費用が安く仕上がる"ことが何よりの魅力であります。
たとえば、上にあげた見積もり(1)〜(5)であれば、お客様の負担は(1)の材料費のみであります。

加え、何より「何かを作る」ことが好きなお客様であれば単純に「楽しい」。自分でお家に手を入れることでお家にさらなる愛着も湧くことでしょう。
DIYの作業を心から楽しむことができるお客様であれば、DIYは素晴らしいことであると思います。

クロス張り替え DIYのメリット



一方で、デメリットは「綺麗に貼ることが不可能に近いくらい難しい」ことに尽きます。
上項では、「下地の処理の難しさ」を書きましたが、その他にもまだまだ腕が必要とされる工程は存在するのです。
新しいクロスを貼りつける作業では、たとえばクロスを張った時、中に潜り込んでしまった空気の抜き方も工夫しなくてはなりません。
この抜き方1つとっても、ジョイントの部分(支柱などの継ぎ目)の見た目のクオリティが全然変わってきてしまうのです。

また、クロスは張りつけた時には、ある程度素材が「"伸びた"状態になっている」ことも考慮して施工に臨まなくてはなりません。
時間が経つとクロスは収縮してまいります。伸縮した時には、施工直後に目立たなかった"雑さ"がどんどん目立ってきてしまうことになります。

壁紙クロスは生活していても目に止まる場所であるので、上手く貼れた状態とそうでない状態は如実に分かり、
毎日の生活の中でどんどん雑さが際立ってしまう箇所でもあるのです。

クロスの張り替え、費用のみがモチベーションであれば、ぜひ慎重にご検討ください!


いかがでしたか?
繰り返しになってしまいますが、今お客様がクロスの張り替えを「安く済ませよう」という同期で行おうと考えているのであれば、今一度慎重に考えて見ることをオススメします。

それは、失敗してから施工店に依頼することで余計な金額がかかってきてしまうばかりでなく、
次のクロス張替えを意識しても同じことが言えます。

と、申しますのも、クロスの寿命は平均的に「3~5年」と言われているのですが、これはプロの施工業者が行った場合、素人が張李変えたクロスは"半月まで"とも言われているのです。

張り方1つで大きく変わってくるクロス、少しでも迷われたら、まず弊社にお気軽に相談して見るところから初めて見てもいいかもしれません。

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